――もしも、1ヶ月間マクドナルドのハンバーガーだけを食べ続けたら? ある男の挑戦はそんな疑問から始まった。
銃規制、人種差別、ヘロイン中毒、大国アメリカが抱える多くの社会問題、そのひとつに「肥満」がある。今や合衆国国民の3人に1人が肥満とされ、多くが健康的なリスクを抱えていると言われている。この肥満の原因のひとつには運動不足という側面もあるが、その一方「食生活」にも大きな問題がある。
時は金なり、そんな金言に尽きる現代では、ファーストフードは忙しい庶民の味方だ。なかでもファーストフードの王様マクドナルドは、安くて、早くて、うまくて、そして子供もハッピーになれる、誰もが愛してやまないアメリカのソウルフードだ。
けれど、もしもマクドナルドを毎日食べ続けたら、一体どうなるのだろうか? そんな疑問に自ら答えるため、モーガン・スパーロックはカメラを片手に、近所の「マクドナルド」へ向かう……。
(以上、映画の冒頭のようなもの)
こんにちは! おににぎです。
前回からだいぶ時間が空きましたが、今回の美味しい映画シリーズは、ちょっと社会派な「スーパーサイズミー」を取り上げたいと思います。
果たして美味しい映画といっていいのかはわかりませんが、今回はジャンキーな気分なので気にせずいつもどおり劇中の食べ物を見ていきます! なお、今回は全編ほぼマックだらけなので、特に種類分けはしません。
※注意!! 今回はファーストフードと肥満を題材とした映画です。一概に美味しいとは言い切れませんので、胃もたれにご注意ください。
これから1ヶ月間マック生活を始める前夜、モーガンは最後の晩餐を楽しみます。
恋人でありベジタリアンのシェフでもあるアレックスが作った「野菜のパイ」と「キヌアとローストベジサラダ」。
もちろん新鮮な生野菜も食べます。左はアーティチョーク。ところでアーティチョークってどうやって食べるんですかね……?
そしてやってくる1日目。お巡りさんも大好きマック生活の始まりです。
最初は「ビッグマック」!お相手はもちろん「マックポテト」!まさにマックの王道って感じですね。
アメリカではどんどんサイズの巨大化が進んでいるとのこと。もしもお店で、トランプサイズのステーキなんて出したら「なんだこの小さな肉は!?」とブチ切れらるとか。本当にアメリカはこわいところです(妄想) でもチーズバーガーが品切れで暴れる人もいるのであながち嘘ではないかも。
こちらは映画の題名にもなっている、Lサイズのさらに上の「スーパーサイズ」の例。ポテトもカップも異様な大きさ。
スーパーサイズはとにかくデカイ。ポテト800g、コーラは1L超です。あまりのデカさにモーガンも思わず笑顔に。
朝ご飯のパンケーキにはこれでもかとメイプルシロップをたっぷり……。朝っぱらからカロリー大爆発ですね。
これはマクドナルドではありませんが、ファーストフードの一例。何のお肉なのかはよくわかりませんが、そんなことはどうでもいいのがファーストフードです!
ファーストフード業界はデザートにも余念がありません。アイスにサンデー、たしかにどれも美味しいんですが、たぶん食べ続けたら糖尿病まっしぐらですね! 食べて死ぬか、食べずに死ぬか、どちらかです。私はほどほどに食べてほどほどに死にます。
マックナゲットにハッシュドポテト。ケチャップもたっぷりかけてカロリーさらにアップ!
子供も大好きハッピーセット。こうやって子供に「マックは楽しいところ」と小さいうちから刷り込むのが目的だと、モーガンは語ります。しかし、この少年のまさにアメリカって感じ嫌いじゃありません。僕 パンケーキ大好き!
学校のカフェテリアの一例。ピザはシンプルなアメリカンスタイル。ピッツァではなく、まさにTHE PIZZAですね。
どうやら本場USAでは、ケチャップも一品に数えるようです(錯乱)
しかし、アメリカにも手作りで栄養を重視した給食もあるとのこと。たしかに今回の中では一番健康そうですね。今回の中では。
冷凍食品に頼らないだけまだマシなのかもしれません。しかしこのメニューもカロリーとかは平気なんでしょうか。きっと日本人とは基本スペックが違うんですね。
さて、ここまでもぐもぐとマックを食べ続けてきたモーガンですが、1ヶ月もマックばかり食べているとさすがに体調が悪くなってきたようです。
何とか1ヶ月間のマック生活を達成。その結果、お腹ポッコリ。運動もあえて控えていたのでかなり影響が出ていますね。
……さて、今回も相変わらず映画の中身にはほとんどふれませんでした。ですが映画の内容やその良し悪し、言い換えれば、この映画を見終わった後にマックを食べたくなくなるか、あるいは逆に今すぐ食べたくなるか、それは実際に映画を見て皆さんが個々に判断されるのが一番だと思います。
ともかく、映画自体とファーストフードの良し悪しは措いておいても、モーガンの激太り方はかなり体調的にもきつかったのではないでしょうか。今回はそのチャレンジ精神とUSAのジャンキー臭がよく伝わってくる映画でした。ハンバーガーが食べたくて手が震えるのもよくわかりますが、何事もやりすぎはよくないですね!
なお、もしジャンキー過ぎて胃もたれてしまった方が居ましたら、ごめんなさい。次回はもう少し正統派に美味しそうな映画を取り上げたいと思います。
では、そこらかしこに多数の反省点を抱えつつ、今回もこのあたりで。ちなみに最後に1つだけ付け加えておくと、私は断然モスバーガー派です。
以上、おににぎでした!